2011年7月15日金曜日

ツール・ド・FS20課題

はじめましての方ははじめまして!知っている方はこんにちは!メディア学部1年の門倉です。
「自分の人生にやくにたちそうな本を読んでくる」というのが課題だったので、久しぶりに本を読みました!
今回読んだ本は

『ただマイヨ・ジョーヌのためでなく』
著者 ランス・アーム・ストロング|安次嶺佳子 訳

です!

はじめに、タイトルにあるマイヨ・ジョーヌとは有名な自転車ロードレースであるツール・ド・フランスにおいて、総合タイムが1位の選手に与えられる名誉ある黄色のジャージのことです。

さて、皆さんはランス・アーム・ストロングという人の名前を聞いたことはあるでしょうか?このランス選手は世界で一番過酷であるといわれるツール・ド・フランスで7連覇という偉業を成し遂げた人なのです。

そんなランス選手の人生と勇気の記録がこの本には書かれています。

1996年、ツール・ド・フランスを第5日目でリタイアし、彼は身体の不調から診断をしたところ、睾丸癌と宣告される。
25歳で睾丸癌と言われてしまったのだ、生存率だっておよそ20%といわれている。

僕だったらこれは夢だ!と思って逃げちゃうかもね。

自転車競技選手ランス・アーム・ストロングは病人へと変わってしまうのだ。

しかし、闘病生活の中で彼は化学療法などの過酷な治療を受け、
リハビリとトレーニングを積み、自転車競技選手ランス・アーム・ストロングは復活する。

彼は癌と戦い、自分と戦い、経験を積み重ね、ツール・ド・フランスで優勝を果たすのだ。
そして1999年から2005年まで総合優勝を勝ち取り、7連覇を成し遂げる。

この本の中で一番気に入っている言葉は「How do you like them apples?」です。
この言葉には「やったぜ!」という意味が込められているのだとか、この言葉はランス選手があるステージの最後に言った言葉なのです。

いつか自分も使えたらいいなと思ったから気に入っています。

この本を読んで僕は人生を自転車にたとえられるのだな、と思った。
ペダルを回して先に進むのも、サドルから降りて立ち止まるのも自分で決めなければならないのだ。

ランス選手はものすごくつらい「癌」という坂を上りきり、克服し、先へと進んでいったのだ。
僕がそんなつらい坂に差し掛かったらどう考えるだろう、克服できるだろうか?先に進めるだろうか?

僕は「わからない」と答えると思う。
でも、そんなときはまたこの本を読んだことを少しでも思い出したいと思う。
こんなにも強い心を、勇気をもった人がいることを。


この本は少しでも自転車に興味があるかたにはぜひ読んでほしい本だと思います。
興味がない人でもすごさは伝わると思うけれど、よりランス選手がどれだけすごい人なのかわかるからね。


最初は自転車が好きだから、という理由で買った本でした。
でも、この本に書かれていることは自転車のことだけではありません。
多くの人に読んでほしい本だと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿